主剤と硬化剤を配合・混合させてから塗布するタイプの2液型ウレタンは、従来のシート防水などと比べて複雑な形状への防水施工が可能な点など特長の多い防水材料でしたが、現場での配合ミスや、混合・撹拌不良による硬化不良等の不具合が生じる危険性もありました。
そのような現場でのリスクをなくして工期短縮を可能にし、さらに配合・混合のムラによる硬化不良を防ぐ事ができるのが1液型ウレタンです。
「配合比率がややこしく、硬化不良を起こしてしまった。」
「コスト削減の要求が厳しい....」
「繁忙期だけど急ぎで頼まれた仕事、なんとか対応したい。」
施工ミスの削減、工期短縮、コスト削減.....現場からの要望に応えるためにたどり着いたのが1液型でした。現場の負担を減らすことを第一に考え、フタを開けたらすぐに使える、そんな防水材を開発しました。
２液型のような、主材・硬化材を配合・混合する必要がありません。
計量ミス・撹拌不良による硬化不良の心配がなく、均一な防水層が形成できます。
撹拌の必要がなく、効率的に施工できます。
簡便な機械によるポンプアップが可能なため、荷揚げ作業の手間が省け、材料塗布の省力化が図れます。
専用の促進剤を添加することによって、速硬化・厚塗りが可能です。
ＴＸフリーやＦ☆☆☆☆にくわえて特定化学物質を含んでいません。
| 2液型ウレタン防水材料 | 1液型ウレタン防水材料 | |
|---|---|---|
| メリット | 市場規模が大きく、1液型ウレタンよりもkg当たりが割安である。 | 配合が不要で硬化不良がありません。 専用促進剤の添加により速硬化・厚塗りが可能です。 |
| デメリット | 配合ミス・混合不良により硬化不良を起こすことがあります。 | 材料を開封したら使い切らなければならない。 |
繁忙期の仕事でした。 既存がＦＲＰで浮き等もほとんどなかった為、 ＴＶＪシートと１液型で施工しました。 工期が短くでき、施主にも喜ばれ、弊社も助かりました。
坂本龍馬が訪れた「日本で最初と云われる新婚旅行発祥の地」という塩浸（しおひたし）温泉。その施設の屋根防水を施工させていただきました。 この場所は日照時間が非常に短いのですが、 １液型で工程に問題なく納めることが出来ました。
屋上防水で１液型ウレタン防水材を圧送して施工した現場です。工期的にも非常に短縮できました。
ディックプルーフィングでは、作業性の高い1液型ウレタンにさらに改良を加える形で、環境負荷の低減に向けた防水材の開発に取り組んでいます。
