新年あけましておめでとうございます。
ディックプルーフィング工業会員の皆様には穏やかな新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。また、日頃から弊社材料販売及び工業会活動につきまして、ご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返ってみますと、昨年はコロナパンデミックスの発生で、世界・日本国内でも過去に例の無いような、感染拡大、この影響による経済の停滞など世の中に激震が走りました。今年2021に入ってもこの感染拡大は未だに収束しておらず、世の中が正常な状態に戻るのはまだ時間が掛かる模様です。但し、欧米諸国を中心に新ワクチンが開発されて接種が始まっており、日本国内へもしばらくしたら供給が始まりますので、この効果に期待したいと願っております。
今年はこの新ワクチンが有効に働き感染が沈静化するのか、効果が発揮できずに再度感染爆発が起るのかによって日本経済の動向、我々の建設業界の動向も決まると言っても過言ではありません。
迎えた新年は私どもの置かれております建設業界においては、民間では企業収益の悪化や内外経済の先行き不透明感の強さなどにより企業は能力増強投資や不急の維持更新投資など一部先送りするとみられており「民間建設投資は弱い動きが続く」見込みです。一方で公共投資は「国土強靭化計画による継続的な実施や経済対策」により下支えされて今年も増加傾向は続く見込みです。
我々防水業界の動向ですが、日本防水材料連合会による2020年施工面積統計では、コロナ禍の影響を大きく受けて上半期が前年同期比9.4%下回る90.6%と緊急事態宣言期間での施工遅延、中止などにより大幅にダウンしました。後半は徐々に回復しておりましたので通年では若干挽回出来ているもの推察しています。
近年、我々の業界の直面する課題は、「職人不足」「天候不順に伴う施工日数の減少」さらには「環境問題への対応」に加えて昨年からはこの「コロナ禍」で行動の制限がある中、どのような事業活動をしてゆくのかも大きな課題であると考えております。
弊社ではメーカーとしてこのような課題解消に向けて、今年も材料、工法の開発に積極的に取組むこと、また、コロナ禍でのメーカーの有益な情報発信など工業会の皆様に貢献して参りたいと思います。
弊社は今まで、会員の皆さまから沢山のご意見やアイデアなどを工法開発に生かして参りました。今年もメーカーとしましても皆様とともに貴重なご意見を賜り、製品の改良や新製品の開発につなげて、「DPCの独自性のある工法を開発・展開」を目指して参りたいと思います。
我々の業界では「現場での技能者不足が」より深刻化しており、施工効率化・工期短縮に貢献で出来る、1液ウレタンのニーズは更に高まりを見せております。弊社としましても、1液ウレタン防水材のパイオニアとして、さらなる付加価値高い工法の開発に努めてまいります。
また、一液ウレタンの代表的な用途展開でありますFSコートは、折半屋根改修工事や、コンクリート構造物の保護コーティング等、様々なシーンでご採用いただきました。昨年の出荷量を超える結果となりましたが、今年も更なるFSコートの普及推進に取り組んでまいります。
一昨年、ディックプルーフィング工業会は一般社団法人へステップアップしました。今後とも皆様と一体となった工業会活動の更なる活性化を目指して「皆様と共に発展できるよう」最大限の努力をする所存であります。引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。
今年一年が皆様にとりまして、素晴らしい年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和3年1月吉日
ディックプルーフィング株式会社
代表取締役社長 三浦吉晴
ディックプルーフィング株式会社は、現場の作業負担を軽減する防水材の開発に取り組んでいます。人にも環境にも優しく、あらゆる建物に対応できる商品ラインナップで、よりよい住環境を守るお手伝いをしています。